NPO法人青花製彩代表理事の峯松孝好さんがプレゼンターとして登壇してくださいました。
青花とは雑草であるツユクサを、長年に渡りより大きく育つよう掛け合わせ栽培してきた栽培変種。
世界中を見ても草津市のみで栽培が行われてきた、草津市の市花です。
草津市のみで製造され、全国でも名の知れた伝統工芸品「青花紙」は、
あおばなの花汁を薄い和紙にひたすら塗り重ねることで色素を濃縮して製造される
画材として利用されてきました。
しかし、着物需要の減少、販売価格の低下、
代替品のの化学青花の登場により一挙に数を減らし、
1917年には500戸以上あった青花農家は、
現在では伝統的な青花紙を生産する農家はたった2軒となってしまいました。
滋賀県草津市出身の峯松さんは、
ふとしたことからこうした青花の現状を知り栽培を開始。
NPO法人を設立して、青花の栽培、保全活動、新しい利用方法の開発など
青花を育て守る活動をしてきました。
現在は栽培はもちろんのこと講演活動、コラム執筆、メディア出演、
学校教育への寄与などあおばなの普及啓発活動にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。
草津の市花、峯松さんと一緒に大切に守っていきたいですね✨
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